篠田 恭子 先生
小学2年生で小児喘息を患い、とにかく呼吸をすることが辛く、
普通に呼吸出来ることがいかにありがたいことなのかを知りました。
小学6年生に母に買ってもらったエレクトーンが音楽との最初の出合い。
毎日毎日、飽きるくらい弾いて、とても楽しかった事を覚えています。
一生懸命できる事をみつけられたことが、一番の「生きがい」になっていた
ことが喘息を治してくれた、そして「健康」にしてくれたのだと思います。
そして大切な事、たくさんの人との出合い。喜び、悲しみにそっと寄り添いながらお互いに生きていく事を学んで来ました。
らくらくピアノ認定講師として5年。生徒さんとピアノという媒体を通して
音楽で豊かな生きがいに繋げて心が健康になって頂きたい、と言う思い。「この曲が弾けた!」「左手の指がバラバラに動くようになりました!」という生徒さんのお声を通して、その方の今後の生き方に少しでもお役に立てることは心から嬉しいと思います。
Tapness認定講師として学びたいと思ったきっかけは、日本は世界で最も高い高齢化率、65歳以上の認知症患者数が7人に1人から5人に1人へと見込まれるこの時代において、「らくらくピアノ講師」の枠を超えて、「音楽」を通してもっと広く世の中のお役に立てるなら、と思った事でした。中高年の方、自分も含めて「認知症になりたくない」という不安を抱えていらっしゃる方がとても多い、その気持ちに応えられるように寄り添えるなら。鮮明に、音楽を通して人の健康にお役に立てる喜びを噛みしめる事が出来る。 大切な出会いをさせて頂きました。
「歌声喫茶」「ほっとカフェ」「医療関係の地域の集い」など、指のバラバラ運動、口、舌を同時に使う運動が大半の脳の活性化になる、と言う事を学んだ事で、各地で出向いて実践中です。曲を聴きながらそのうたに合わせてのタップは、皆さん一生懸命で、終わった後のほっこりした笑い!?が本当に楽しそう!!そして、「出来た!」という達成感が良いんだな、と実践して感じております。「クラシックなんて聴いたのは、何年ぶり・・。」と会員さん。少しでも不安が解消されることで元気に繋がりますように。
こんなに気軽に楽しく「脳の大半を活性化する音楽健康講座」」に出逢え、「らくらくピアノ認定講師」としての幅も広がりました。